【畜救散と生腸散の使い分けについて】
畜救散にオリゴ糖や乳酸菌など12種を加えたものが生腸散になります
生腸散は、一般に乳酸菌製品であるプロバイオティクス製品と呼ばれている分類になりますが、多くの他社のプロバイオティクス製品との違いは自然由来の原料である畜救散が含まれていることです。そのため畜救散の性質を合わせもちます。
生腸散は12種の成分がさらに入っているため、畜救散とは味、匂いに多少差があります。
オリゴ糖、白糖、乳酸菌が入っているために、畜救散より匂いがマイルドで味が甘みがあり、ぬれ仔の時から警戒なく食いつきが良いため、まずは家畜の生まれて4日後からの給与をお勧めしています。
生まれたての状態では、まだ腸内環境が確立していないので生腸散を給与する事でビフィズス菌などで、良い腸内環境を維持し、気難しい仔牛の食いつきも良いため、優良な家畜はらづくりにお役立てできます
生後すぐの腸内環境が、その後の腸内環境を左右するので、まずは生腸散を給与するのがよいと思います。
生後3か月以降の、健康な家畜、特に反芻動物といわれる胃が複数あるものに関しては、畜救散をお勧めします。
生後すぐから成牛となっても、そのまま生腸散でいいのですが、生腸散は成分種類が多いため、どうしてもグラムあたりの給与量が少なくなります。
畜救散は、厳選した6種の原材料に飼料添加物として炭酸水素ナトリウム(重曹)を加えた製品ですので、生腸散より特に胃の健康維持に役立つかとおもいます。
牛は胃が4つあることで知られていますが、それぞれ違った役割があるのは周知です。
そのため、胃が健康に果たす役割は大きく、腸内環境が確立したあとには、畜救散をお勧めしています。
畜救散は健胃に役立ちますが、生腸散ほどでなくても腸内環境の維持をサポートします。
また、畜救散の成分の1つである牡蠣殻粉末は、ストレス緩和をサポートしますので、発情期などは多めの給与も可能で、自然由来の原材料なのでか安心して給与できます。これらを踏まえると成牛からは畜救散をお勧めいたします。
最終的には、家畜の個体差でそれぞれ好みもあり、畜救散を好まない場合は無理やりの給与よりは、生腸散を試し給与量で調節するといいでしょう。